*brew
( )brew 穴を埋めなさい
と聞かれたら、homebrew perlbrew pythonbrew
の三つが浮かびます。
ちょっとそのお話でもしようかなと
(1) Homebrew
HP( http://mxcl.github.com/homebrew/ )
HPの言う通り、パッケージマネージャーです。
いろんなソフトを簡単にインストールできるようになります。
Homebrew自体のインストールは簡単。
$ ruby -e "$(curl -fsSkL raw.github.com/mxcl/homebrew/go)"
をterminalにコピペ。自動でインストールされます。
あ、でもgccが入っていないとだめなので、XCodeでコマンドラインツールをインストールしてください。(参考: http://nantekottai.com/2012/03/31/xcode-command-line-tools/ )
インストール出来たら、まず
$ brew doctor
してください。何かしら問題が起きてる状態でインストールしてしまったら何が起きるか分かりません。
と出ましたら大丈夫です。
じゃあ何か入れてみましょう
wgetの詳細はご自身でggってください笑
このように $ brew install (package name) とするだけでインストールされます。
ただ注意してほしいのは、必ずしもhomebrewでインストールできるとは限りません。
それはそのソフトが登録されていない場合です。
登録されているのかを確認するためには
$ brew search (Package name)
としましょう。
一度インストールしたものについてバージョン情報とか欲しければ
$ brew info (Package Name)
また既にインストールした物を確認したかったら、
$ brew list
同じソフトだけど、旧型の物が欲しければ、(ちょっと難しいですが)
$ brew versions (Package Name)
$ cd /usr/local
$ git checkout (Branch Name)
$ brew update
とします。例えばemacs23.1が欲しいと思った場合。
24.2 git checkout 669f1b5 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
24.1 git checkout 9a2ea22 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
23.4 git checkout 25a6b9d /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
23.3b git checkout bcdc4a2 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
23.3a git checkout 3b570b8 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
23.3 git checkout d514b4c /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
23.2 git checkout 348c872 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
23.1 git checkout 9906ce3 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
$ cd /usr/local
$ git checkout 9906ce3 /usr/local/Library/Formula/emacs.rb
$ brew update
としたら変更されます。
いちいち/usr/localに移動しないと行けないのは、そこがHomebrewがソフトをインストール先だからです。
いろんな物をインストールすると、それぞれのlibやbin, opt, etcなどが整理されます。
ですが、人によって違う事もあるのでご注意ください。
$ cd `BREW --PREFIX`
で確認できます。
あとはよくHomebrewのアップデートをしてください。
パッケージ登録はかなり頻繁にされるらしく、先輩が言うには毎日した方がいいらしいです。
$ brew outdated ##既にインストールされている物で最新型でない物を探す
$ brew upgrade ## outdatedだった物をupdateする
$ brew update ##Homebrew自体をアップデート。新規登録パッケージが分かります
(2) Perlbrew
ここから先は使う人が相当減ると思います。
いろんなモジュールが出回ってる中、特定のperlのバージョンに依存しているものがあります。新しいperlから昔のperlをたまに使いたい!って人用のソフトです。
インストールは簡単
$ curl -kL http://install.perlbrew.pl | bash
ホーム上にインストールされ、perl5というフォルダが出来ます。
一度インストールされたら、perlbrewと打って使えるか確認しましょう
一応使い方($ perlbrew と打てばhelpが出ますが、英語がめんどくさい方のために)
登録されているperlの確認
$ perlbrew available (2012.11.22現在)
perl-5.17.6
i perl-5.16.2
i perl-5.14.3
perl-5.12.5
perl-5.10.1
perl-5.8.9
perl-5.6.2
perl5.005_04
perl5.004_05
perl5.003_07
iと成っている物がインストール済みの物です。そして5.N.Mとなっていますが、Nが偶数に成っている物が安定リリースです。ですからまだ17は入れてないです。
特定のバージョンをインストールするには、
$ perlbrew install perl-5.8.9
これはしこたま時間かかります。
$ tail -f ~/perl5/perlbrew/build.perl-5.8.9.log (5.8.9をインストールする場合)
をすれば進行状況が分かりますが、コンパイルのlogを見て理解できる方はおそらくここを見ていないと思います笑
たまにfailします。
一応エラーを出してくれますが、Mountain Lionたる我が母艦は12以前のものは入ってくれません。よくわかりません。
ですが成功した場合、
$ perlbrew switch perl-5.8.9
とすればそのパソコンはperl-5.8.9を使うようになります。(switchする前に $ perl -v をしといて本来のversionを確認すると分かりやすいです)
これは再起動しても基本的にswichしたバージョンを使うようになりますが、それが嫌な場合は
$ perlbrew off
とすれば本来のperlを使えるようになります。
またインストールしたけどいらないやと成った場合は
$ perlbrew uninstall perl-5.8.9
とします。まぁ一度入れたらあまり消すとは思いませんけど.....笑
あ、あとたまにパッチが当てられたりすると3つ目の数字がインクリメントされますが、
$ perlbrew upgrade-perl
とすればそのバージョンの最新版に成ると思います(未経験)
あともう一つ便利なのがcpanmです。
$ perlbrew install-cpanm
でインストールされます。
このcpanm、実はモジュールのインストールがちゃっちゃと出来る優れもの。
$ cpanm XML::Simple
とすればXML::Simpleというモジュールをインストールできます。
これでいちいちcpanサイトに行ってソースを落としてコンパイルみたいな事をしなくて大丈夫です、すべてcpanmしましょう(登録されてなかったら当然ですが出来ません)
あと、これは先輩から教わった事ですが、local libとApp::cpanoutdatedと呼ばれる物を使用すると、すでにパソコンに入ってるモジュールをアップグレードできるようです。
$ cpanm local::lib
$ App::cpanoutdated
$ cpan-outdated | cpanm
ちょっと時間かかりますが、これで古いモジュールをアップデートできます。
一応自分の使っている範囲内の事を説明しましたが、他のexecとかuseとかもありますので、ご自身で調べて必要な物をお使いください〜
(3) pythonbrew
こちらはperlbrewのpython版
なんかいろんなところが作っているみたいなのですが、自分はhttp://pypi.python.org/pypi/pythonbrew/ さんのを使ってます(たしか)。
インストールは簡単。
$ curl -kL http://xrl.us/pythonbrewinstall | bash
したら"[ -s $HOME/.pythonbrew/etc/bashrc ]] && source $HOME/.pythonbrew/etc/bashrc"を~/.bashrcに加えろと言われます。
分からない人はいないと願いますが、一応
$ emacs -nw ~/.bashrc
> [ -s $HOME/.pythonbrew/etc/bashrc ]] && source $HOME/.pythonbrew/etc/bashrc (コピペ)
> ctrl x,s ⇒ ctrl x,c (save、quit)
$ source ~/.bashrc
これで完了
一応
$ pythonbrew
と打ってみましょう。Usage: pythonbrew COMMAND [OPTIONS]が一行目に出ればオッケーです。出てこなかった場合は何かをしくじってます、がんばりましょう(近くのunixマニアに聞きましょう)
こちらはperlbrewと動作が似てます。
ただ、perlbrew availableのような便利な物は無く、
$ pythonbrew list -k
でインストール可能な物が出てきます。
## 例(2012.11.22現在)
# Pythons
Python-1.5.2
Python-1.6.1
Python-2.0.1
Python-2.1.3
Python-2.2.3
Python-2.3.7
Python-2.4.6
Python-2.5.6
Python-2.6.7
Python-2.7.3
Python-3.0.1
Python-3.1.4
Python-3.2.3
これで3.0.1をインストールしたければ、
$ pythonbrew install 3.0.1
とすれば入ります。
あとはswichすれば使えますね
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追記:
Homebrewでは最近fomulaeの移動が激しく、バイオインフォマティクス系のツールが変わってます。
今では
$ brew tap Homebrew/science
とすれば大方アクセスできるようになると思います。
そして!!
こちらさんにもcpanmのような物があります!!
pipというかわいらしい名前です。
$ pip install gnuplot-py
を試してみましょう。
多分はいります(gnuplotというgrapherだったと思います)
たまーにですが、sudoしないとだめな物があります。
この間他のソフトでとあるモジュールに依存していたのでpipで入れたところ認識されず困っていました。だがsudoでやったらミラクル、気づいてくれました。
一応これで自分の使っている*brew関係について触れました
久しぶりの記事となってすみません、なかなか手を離せない物がありまして...笑
またたまに更新していきます。
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